伊勢河崎ときどき古民家

伊勢と河崎の町と神社と古民家と好きなものに囲まれた日々のコラムです

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【125社めぐり】正宮・豊受大神宮

正宮 豊受大神宮 御祭神 豊受大御神 御伴神 天津彦彦火瓊瓊杵尊 天児屋根命 太玉命 一般に「外宮」と呼ばれますが、正式には「豊受大神宮」と言います。 御遷座は内宮・皇大神宮の御鎮座484年後の雄略天皇22年の7月7日と言われます。 その前年のある…

【125社めぐり】正宮・皇大神宮

正宮 皇大神宮 御祭神 天照坐皇大御神 相殿神 天手力男神 万幡豊秋津姫命 125社のトップです。 一般に「伊勢神宮 内宮」と呼ばれるその正殿です。 正式には「伊勢神宮」という神社はありません。 「伊勢神宮」は俗称で、専ら外宮・内宮の境内をまとめて呼…

【125社めぐり】正宮・別宮・摂社・末社・所管社一覧

神宮125社を巡る前に、まずそれぞれの神社の一覧とおおまかな住所を掲載します。 皆様の125社巡りにもご活用くださいませ。 正宮( 2宮 )皇大神宮(内宮) 三重県伊勢市宇治館町 豊受大神宮(外宮) 三重県伊勢市豊川町 別宮 (14宮 ) 内宮 荒祭宮 …

【伊勢神宮】125社とは???

「伊勢神宮ってふたつあるんですね」と度々お客様に聞かれます。 「お時間があれば外宮さんも内宮さんもお参り出来ると良いですね」と大概答えます。 が、「伊勢神宮」は本当は125社あります。 伊勢神宮FANには基本のきの話なのですが、 初めてのお参りの…

そろそろこどもの日なので…【賓日館】

今日は趣向を変えまして…。 例年ならば、二見の寶日館さんで展示される五月人形の数々をご覧くださいませ。(撮影は一昨年。現在は休館中です) まず入口に入る手前。 立派なな段飾りがお迎えしてくれます。 館内は至る所に五月人形の数々。1階の客間とされ…

【河崎お店紹介】とぎやさん

向こう河崎の名店。今更ご紹介もおこがましいくらいなのですが…今日はとぎやさんをご紹介。 「巨匠(マエストロ)!」と呼びたくなるほどの研ぎ師の旦那様は 見たこともないくらい錆びた包丁をピカピカに磨き上げ、 持ち手までも生き返らせてしまうスゴ技の…

【河崎お店紹介】旅館・星出館さん

私が星出館さんと出会ったのは、本屋さんで旅雑誌を広げた時でした。 たまたま手に取ったその雑誌のたまたま開いたそのページに星出館さんがいて 雷に打たれたくらいの勢いで恋に落ち 「ここに絶対に行きたい!!」と思ったのでした。 その後、伊勢河崎にご…

コロナで河崎は今…?

不具合なのか、上手く記事がUPされないので、 私が友人たちやニュースから得た伊勢情報を載せておきます。 *河崎 商人館は5月6日まで休館中。 カフェなども休業もしくは時短営業中。 とぎやさんはやってます。 *内宮界隈 赤福とその直営店は休業中。 (…

【河崎お店紹介】月の魚さん & 伊勢から来た天使!? の巻

昨日、伊勢から天使がやってきました~♪ お友達で恩人で生徒さんでもあるTさんからのプレゼントです。 どうですか!?この爆発的なかわいさは!!!伊勢河崎でいと志やを営んでた時に、同じ河崎本通り沿いの 「月の魚」さんに遊びに行ったときに目が合って…

倭姫考察⑫倭姫以降の斎宮の皇女たち

さて。10日余りに渡って倭姫について考察をして来ましたが、今日はそのラスト。 ちょっぴりオマケ編です。 倭姫以降のアマテラス大神に仕える斎宮についてちらっと見ておきましょう。 伊勢神宮は、天武天皇の御世に行政的に整備が進み、大伯皇女が斎宮とな…

倭姫考察⑪ヤマトヒメよ…君の名は?

昨日倭姫と倭健の関係について述べましたが、 実はこの「ヤマトヒメ」という名はヤマトタケルと同様に俗称(ニックネーム)であったのではないかと、 私は思っているのです。 ヤマトのつく古代の皇女や天皇が数人いるのですが、皆、 「倭○○○ヒメ」「倭○○○○王…

倭姫考察⑩ヤマトヒメとヤマトタケルと「妹(いも)の力」

倭姫について、『古事記』には御杖代としての行程が書かれていないことについては触れましたが 『古事記』の他の項で倭姫について記述があるのを御存知ですよね? それは「景行天皇記」の「小碓命の征西」と「小碓命の東伐」の場面です。 小碓命って誰?って…

倭姫考察⑨人としての倭姫と神としての倭姫~倭姫陵と倭姫宮~

タイトルが「倭姫って何回言った?」みたいになってしまいましたが、 今日は倭姫が祀られている場所の数々にスポットを当ててみたいと思います。 まず伊勢で「倭姫が祀られている」といえば、こちらが思い浮かびます。 倭姫宮。 「神宮徴古館」や「農業館」…

倭姫考察⑧巡幸地と川の関係

倭姫の足跡とその伝承地のいくつかを見て来ました。そこで、ちょっと気付いたことがあります。 倭姫&アマテラス大神の巡幸地や伝承地には、川が必ず近くにあるのです。 今日はその視点で倭姫の足跡を見つめ直してみようか思います。 久具都姫神社のお話をし…

倭姫考察⑦倭姫伝説の地へ行ってみた~水屋神社編

昨日も少々ご紹介しました松阪の飯高にあります「水屋神社」さんについて 今日はお話していこうと思います。 櫛田川の清流と国道に挟まれて建つ水屋神社はその名の通り、水と縁の深い神社です。 御祭神は非常に多く、いくつかの神社が合祀されています。 「…

倭姫考察⑥倭姫伝説の地へ行ってみた~櫛田川&姿見の池編

倭姫の足跡は、伊勢に入ると伊勢湾沿いに内宮を目指してひたすら南下… のように感じられる倭姫の足跡ですが、 伊勢にいますとそのラインから外れた場所にも倭姫伝説の地を発見したりしますし、 そもそもそのラインがけっこう蛇行していることにも気付きます…

倭姫考察⑤倭姫伝説の地へ行ってみた~久具都姫神社編

倭姫は旅の中なのか、もしくは斎宮として着任中なのか、判然としないのですが いくつもの神社を定めています。 「皇大神宮儀式帳」に詳しく記載されていますが、 そのほとんどが、神宮の摂社・末社です。 ここ久具都姫神社もそのひとつです。 宮川の流れのす…

倭姫考察④倭姫伝説の地へ行ってみた~乙女岩編

伊勢市のすぐお隣。山と川が美しく、抜群にお米とお茶の美味しい度会町。 私も大好きで時々遊びに行くこの度会に 地元の方々が大事に守っていらっしゃる倭姫縁の場所があります。 それは「乙女岩」と呼ばれる磐座(いわくら)です。 「磐座って何?」と思わ…

倭姫考察③倭姫の旅路~ちょっとディープ編

昨日はざっくりと、倭姫の旅路が神道に由来するものでは?という考察してみました。 今日は倭姫の歩んだ足跡をもう少し細かく見て行きましょう。(*今日の挿し写真は、倭姫も立ち寄ったとされる櫛田川の清流です) 前述しましたが、倭姫の細かな足跡は神宮…

倭姫考察③倭姫の旅路~おおまかな考察編

倭姫を語る上で欠かせないのがアマテラス大神の鎮座地を求めての旅です。 ですが、この旅路は「古事記」では語られていません。 「日本書紀」や「皇大神宮儀式帳」、「倭姫命世記」に記されています。 皆様御存知の「日本書紀」の成立は奈良時代の720年成…

倭姫考察②Before倭姫~アマテラス大神と豊入鍬姫の時代

これから少々ロングスパンで倭姫命について考察していこうと思っていますが、まずは倭姫以前の時代背景や経緯を見ていきましょう。私説も入りますが、ご在宅の徒然にお楽しみいただければ…と思います。 倭姫は11代天皇垂仁天皇とその二人目の皇后である日…

倭姫考察①倭姫って誰ですか?

ここ最近当ブログのテーマである「伊勢河崎の町」から かなり逸脱したお話が続いてしまっていますね。 ようやっと昨日、お話が河崎に戻って来た! …のですが、 河崎のお話やオススメのお店をご紹介しても「なかなか行けないよ~」というご時世ですのでこの機…

「日本は特別な国」思想と神宮・風宮とコロナ禍

「日本人は礼儀正しい」と海外の方から言われますと 「そうでしょう」と誇らし気に胸を張る方は多いと思います。 また、日本人の礼儀正しさは「神道」が根ざしているからであるという解釈をする方も多いでしょう。 神道は宗教ではなく、茶道や華道、武道と同…

蘇民将来と河崎

当ブログでは2度程、蘇民将来とスサノオの命のお話をしました。この蘇民将来の説話に出てくる神様は「牛頭大王」だと言われています。 この牛頭大王がスサノオの命が神仏習合の本地仏である、と言われています。 河崎の「七種神社」さんでは「天王祭」が毎…

【トンデモ考察】アマビエ≒蘇民将来の神様???

世界をその渦に巻き込んでいる「コロナウィルス」ですが、 この流行と共に日本で流行しているのが、 疫病を治すという「アマビエ様」。「肥後国海中え毎夜光物出る。所の役人行見るに、づの如く者現す。私は海中に住、アマビヱと申す者也。當年より六ヶ 年の…

伊勢商人=ほぼ松阪商人の謎~山田と松阪の違いって何?

江戸時代に文化を作り上げるほどに隆盛した商人たち。 彼らのルーツは江戸以外が多かったのですが、伊勢出身の商人は特に多く『火事 喧嘩 伊勢屋 稲荷に犬の糞』 と江戸に多いものとして謳われるほどでした。 伊勢屋―伊勢出身の商人は大店も多かったのでその…

お陰参り60年周期説

昨日の「抜け参り」のお話で少し触れました、 「お陰参り」が60年ごとに起こっているというお話について、 私の考察も交えてお話してみようかと思います。 (「抜け参り」が「お陰参り」という呼び名で定着したのは明和の頃、と言われますが 今日は「お蔭…

HOW TO GO伊勢~昔のお伊勢参り~③抜け参り編

皆さんは「抜け参り」という言葉をご存知ですか? もしくは、「お陰参り」ならばご知ってるぞという方は多いと思います。 昨日は御師の檀那や伊勢講によるゴージャスはお伊勢参りを中心に見てみましたが、 庶民が伊勢にほぼ路銭0で行ける方法があったのです…

HOW TO GO伊勢~昔のお伊勢参り~②旅路編

御師華やかなりし頃、江戸時代。 太平の世の中、人々はお伊勢参りを楽しみました。 今日はその行程を垣間見てみようと思います。 ケース①江戸からの場合 日本橋を出発し、東海道を歩き陸路で伊勢を目指します。 エコノミーコースでも4貫500文(8500…

HOW TO GO伊勢~昔のお伊勢参り~①伊勢講編

昨日までは、御師のシステムについて考察してきましたが、 今度は檀那側から見たお伊勢参りについて考えて行きましょう。 御師や、伊勢に参った檀那衆から話を聞いたりして 「一度は行きたいお伊勢さん♪」となった人々。 御師の檀那の中には、以前お話しまし…