お伊勢参り
皆さん伊勢の「萬金丹」をご存知ですか?富山の「反魂丹」など「〇〇丹」という名に聴きなじみはある方は多くいらっしゃるかと思います。 だれもが一度は飲んだことがあるであろう「正露丸」のお仲間のようなお薬です。正露丸(征露丸)はその名の通り製造は…
内宮 末社 葭原神社(あしはらじんじゃ) ご祭神 佐佐津比古命(ささつひこのみこと) 宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと) 伊加利比賣命(いかりひめのみこと) 所在地 三重県伊勢市中村町 内宮 別宮 月読宮の境内に建つ末社です。 …が、ずっ…
【告知】 2021年3月3日(水)13:00時から 日本橋三重テラスにて 「伊勢参りに大きな役割を担う御師とは?」 ウェブセミナーを配信します♪ 伊勢の最後の御師邸を守る当代丸岡宗大夫 丸岡さんをゲストに 伊勢の「境界」筋向橋から丸岡邸までの道のりを ご案内い…
前回は神宮内宮の創始についてお話しました。今日は外宮の創始についてお話したいと思います。 まず、伊勢神宮外宮の正式名称はご存知ですか?「豊受大神宮」といいます。 「豊受」というのはご祭神に因むもので、そのご祭神の名は「豊受姫命」と言います。 …
今更ながらですが、 このブログで伊勢神宮の創始についてまだ書いていませんでした! 神宮の創始については異説が多く、 伊勢にいても色々な持論の方がいらして 謎の厚い厚いベールに包まれています。 まさにミステリー。 私もちょっとした持論はありますも…
皆さま、少々ご無沙汰しておりました。 そして遅れ馳せながら 新年あけましておめでとうございます。 昨年は結局1度も伊勢入りが果たせず…となりましたが、 昨年11月頃に、じわっと動きがありまして 今年は東京からリモートで伊勢を盛り上げて行こうと思…
その年の初穂を神宮に納める初穂曳についてこの数日お話しました。 この初穂が神宮に奉納されると行なわれるのが、神嘗祭です。 神宮の祭事で最も大切な神事になります。 そのタイムスケジュールは以下になります。 (今年バージョンですが伝統的に日時は変…
昨日、一昨日と、神宮の大事な行事のひとつである初穂曳をご案内して来ました。 ↑五十鈴川から内宮に上げられた初穂、 その行方を今日は追ってみましょう。 ↑初穂が乗った舟が引き上られるのはここです。 (写真は初穂が奉納された後の様子) 曳き手の皆さん…
伊勢土産…といえばやはり「赤福!」という方が多いと思います。 もしくは、「お福もち」という方もいらっしゃるかと思います。 ですが、伊勢は「餅街道」と言われるほどにお餅のお菓子が多いんです! 以前ご紹介した二軒茶屋餅もオススメですが、 今日はお取…
私があちこち伊勢市内をお散歩や探検をしていて ここは実は隠れたビュースポットなのでは!? と思う場所が多々あるのですが、 実は、 その筆頭がここ! 伊勢駅からもすぐのしんみち商店街です。 地元民的には 「お店が少なくなって寂しい」 「夜は女のコは…
彼岸花に誘われるようにお散歩をしていたところ、 こちらの神社に出会いました。 平尾神社です。 すぐそばを近鉄の電車が走り、なんとものんびりとした風情です。 境内は広く、社殿まで参道が伸びます。 向かって左は古殿地でしょうか? 式年遷宮がなされる…
今週は、伊勢の彼岸花の見所スポットをご紹介してきましたが、 いかがでしょうか? 今日は最後にこんな場所をご紹介! …それは、あちこちの田んぼのあぜ道です。 伊勢では大概、8月末頃に稲を刈りますので 黄金色の田んぼと赤い彼岸花のコラボレーションは…
伊勢の彼岸花の見所をご紹介してきましたが、 ここはまさに絶景! 彼岸花の御花畑のようです。 いえ、もうここは彼岸花の海といっても過言ではないかも!?? ここはどこかと言いますと、朝熊山の麓です。 鳥羽松阪線を注意深くドライブしていただくと 見つ…
今日の彼岸花のオススメスポットは ①でご紹介しました勾玉池から徒歩2分ほどのところにあります。 ここは白い彼岸花が群生しているビュースポットです。 勾玉池(茜社)を出て、右手方向に進みます。 (外宮の火除け橋と逆の方向です) 少し行きますと、「…
私の個人的セレクトによる、 彼岸花の名所IN伊勢 2箇所目はこちらです。 神宮125社のうち3座の摂末社の鎮座する 上社の境内です。 *詳しくはこちらを…↓ 【125社めぐり】 外宮 摂社・志等美神社 / 摂社・大河内神社 / 末社・ 打懸神社 【伊勢の寺…
大きな常夜灯(↓地図の富樫公園)を経て (常夜灯を奉納した富樫文治さんに因むのかと?) 古市街道を進むと、急坂に出会います。 下りなので爽快ですが(ブレーキかけないと怖いくらいですが) 上りだと壮絶です。 この常夜灯から、坂の下の惣門跡までを 「…
さぁ、いよいよ古市街道の旅もラストスパートです!!! 桜木地蔵から古市街道に戻ると、 目の前にお寿司屋サンのある場所に出ます。 そこが古市街道です。 そのまま内宮方面に進みました。 しばらく進むと、常夜灯が見えてきます。 ただの常夜灯ではありま…
古市街道を資料館と県道が交わる地点で 県道沿いに右手に進み、 また若干街道の方向に入った辺りに ここ桜木地蔵があります。 正直、やや迷いました。 県道入って少し行きますと大きな「桜木地蔵」の看板があり、 「地図で見るともう少し先のようだけど?」 …
自転車で行く古市参道の旅もここでようやく中間点です。 まさに「街道」という住宅街を行く道と 鳥羽と松阪を結ぶ県道37号線の交わるところにあり、 一気に視界が開けます。 広い駐車場もありますので、 疲れた足腰を伸ばす休憩タイムにももってこいです。…
長峯神社の少し先… 路地を右折したところにあるのが 「麻吉」です。 参宮客をもてなし、隆盛を極めた古市で 現在唯一その佇まいを残し、 現在も旅館として営業しています。 、『古市街並図』(天明2(1782)年)や 十返舎一九の『東海道中膝栗毛』(文化3…
間の山の坂を上り、ほっとしたところで見え来るのが ここ、長峰神社です。 古市の芸妓さんも通ったといわれる産土の神社です。 それもそのはず…御祭神は芸の神様・踊り上手のアマノウズメ命です。 アマノウズメは別名を「於須女」(おすめ)ということから、…
さぁ、いよいよ出発です! 昨日も書きましたが、小田の橋からは上り坂です。 まずは急坂が現れ、その後もテニスコートの辺りまでは ゆるやかながらも上りが続きます。 街道沿いには、っ現代風の住宅に混ざって古民家もまだまだ残っています。 造りは河崎の古…
昨年、桜の咲き始めた頃、 かねてよりやってみたかった 「古市街道自転車走破」をいたしました。 古市は、伊勢参宮の面影を残す町で、 最盛期の天明(1781 - 1789年)頃には 妓楼70軒、遊女1000人、浄瑠璃小屋も数軒、というにぎやかさで 「伊勢参り 大神宮…
皇大神宮(内宮)の摂社以外にも、 「禁殺生」の石柱が紀州藩から送られている寺社があります。 そのポイントになるのは ①場所 ②送られた年 です。 場所については、田丸城下エリアと松阪城下エリアにほぼ限られていて、 年度についても甲辰とそれ以外で分け…
紀州藩が享保甲辰(享保9年)に設置したという この「禁殺生」の石柱には、一定のスタイルがあります。 まず、田丸城下の摂社に置かれたものに関しては、 ほぼ境内の入口に置かれています。 向かって左手が多いです。 (↓写真;園相神社入口) 江戸期に記さ…
禁殺生石については 未だ詳らかにされていないことが多いのですが、 紀州藩によって置かれたことは間違いがありません。 『勢国見聞集』に奉納された寺社が列挙されているのですが、 今日は125社にフォーカスしてみたいと思います。 園相神社入口 125…
125社や伊勢界隈の神社を巡っていて 何度も出くわし、 当ブログ内でも「何だこれは?」と 何度もスポットを当ててきました、 「禁殺生」の石柱。 そもそも、石碑なのか? 石柱と呼んでいいのか? 一体何のために置かれているのか? ずっと気になっており…
伊勢の御土産と言えば、赤福! 他にも、二軒茶屋餅、太閤出世餅、へんばもち… などなど 伊勢は餅街道とも呼ばれ、 お餅スイーツのメッカであります! そして、お餅といえば…あんこ! 今日はあんこのアイスをご紹介です。 その名も「お福アイス マック」 銘菓…
便宜上タイトルが「伊勢の寺社」となってますが、 大きく「伊勢の国の寺社」ということで… 今日ご紹介するのは、松阪にあります御厨神社です。 松阪城の城下町、 松阪商人の家や本居宣長生家などの並ぶ界隈のそばに建ち、 大きな鳥居と広い境内が印象的な神…
内宮を流れる五十鈴川の源流、 神路山の水を集める神路ダムのほど近く… 神路山の逢坂峠のふもとに「天の岩戸」があります。 初めて私が訪れたのは10数年前…。 志摩から伊勢に車で向かう道すがらに偶然見つけました。 案内板も少なく、早朝、森がまだうっそ…