河崎の歴史
この本を一文で言い表すとしたら… 歴史好きが歴史マニアにステップアップするためのバイブル 編者であり著者の一人である友人千枝先生が「マニアック」との某書評に頭を抱えておられたのだが、それは褒め言葉であると私は思った。そして、いざ拝読してみて同…
この二年間…コロナ禍で伊勢になかなか行けない中、CLUBHOUSEなどSNSで伊勢や河崎に縁の皆様と情報共有をして来ました。去年は、「河崎エリアのどこどこの古民家が友人の家だけど、建て替えるんだって」というような情報も2~3件ほど耳に届きました。 本通…
昨日の記事でも上げましたが、ブラタモリの伊勢編の再放送を記念しまして、 ブラタモリのご案内人の皆様と一緒に鑑賞会を行います♪それに先駆け… 当時の撮影やロケハンなどの裏側を克明に記録した 飯田先生のコラムを転載させていただく許可を頂戴しました。…
皆さま、少々ご無沙汰しておりました。 そして遅れ馳せながら 新年あけましておめでとうございます。 昨年は結局1度も伊勢入りが果たせず…となりましたが、 昨年11月頃に、じわっと動きがありまして 今年は東京からリモートで伊勢を盛り上げて行こうと思…
以前もこちらのYOUTUBE動画をご紹介したことがあるかと思います。 全国の町や商店街を何年もの間撮り貯めていらっしゃる方で、 この情報は後々日本の貴重な資料となりえるレベルかと思います。 今はなき、河崎の商店街の姿も取り残してくれていまして、 それ…
自転車で行く古市参道の旅もここでようやく中間点です。 まさに「街道」という住宅街を行く道と 鳥羽と松阪を結ぶ県道37号線の交わるところにあり、 一気に視界が開けます。 広い駐車場もありますので、 疲れた足腰を伸ばす休憩タイムにももってこいです。…
例年は、河崎では天王祭が行われるシーズンです。 が、コロナ禍で中止となりました。 全国各地でお祭りや花火が中止という… 寂しい夏となりましたね。 花火は元々は死者を弔うものですので こんな時だからこそ…とは思うのですが。 河崎の天王さんでも、勢田…
豪雨がまだまだ心配ですね。不安な夜をお過ごしの方も多いかと思います。 河崎にいる時に台風が来て、ずっとアラートが鳴る… という経験が私にもあります。 勢田川は護岸整備をしていますし、 私のお借りしていたN邸は町の中でも少し高い位置にありましたの…
熊本を中心に襲い掛かった令和2年7月豪雨。 河川の氾濫を伴い、甚大な被害となりましたね。 被災された皆様に心から御見舞い申し上げます。 7月に入り、梅雨明け前は梅雨前線との絡みで大雨になりやすい、 というような説明をニュースで幾度か耳にしまし…
私が星出館さんと出会ったのは、本屋さんで旅雑誌を広げた時でした。 たまたま手に取ったその雑誌のたまたま開いたそのページに星出館さんがいて 雷に打たれたくらいの勢いで恋に落ち 「ここに絶対に行きたい!!」と思ったのでした。 その後、伊勢河崎にご…
当ブログでは2度程、蘇民将来とスサノオの命のお話をしました。この蘇民将来の説話に出てくる神様は「牛頭大王」だと言われています。 この牛頭大王がスサノオの命が神仏習合の本地仏である、と言われています。 河崎の「七種神社」さんでは「天王祭」が毎…
江戸時代に文化を作り上げるほどに隆盛した商人たち。 彼らのルーツは江戸以外が多かったのですが、伊勢出身の商人は特に多く『火事 喧嘩 伊勢屋 稲荷に犬の糞』 と江戸に多いものとして謳われるほどでした。 伊勢屋―伊勢出身の商人は大店も多かったのでその…
私が河崎でお借りしていたN邸は明治末から建つ古民家。お家の中にはN家に伝わるお品も色々とあり、河崎の古き良き暮らしを表現したくて、一部はお借りして使わせていただいていました。 その中の一品。 これ、何だかおわかりになりますか? 何だかとってもモ…
昨日、「蘇民将来」の伊勢バージョンの説話についてお話しました。 そこでちらりと出て来ましたのが「伊勢飾り」。伊勢地方独特の注連縄と護符です。 こちらがいと志やの伊勢飾りです。 伊勢の町を歩いていてよく目にするなぁと思われる方も多いと思いますが…
「河崎には大きく分けて2つあります。」 と言いますと何のことやら?と思われますよね。 しかも「正確には8つあるのです」と言うと混乱されるかと思います。 ですが「河崎は8つあるのです」というお話を今日はしていきます。 そもそも河崎ってどこからど…
前回松阪の「小津家」のお話を少しだけ出しましたが、今日はその小津家のお話を少しだけしてみたいと思います。 昨年の春のこと。学生時代ぶりに松阪に下り立ち、町を散策をしてみました。すっかり綺麗になって道路も石畳。とても爽やかな雰囲気になっていて…
スピリチャルブームだったり、御朱印ブームだったり、令和ブームだったり… 今日も沢山の人で賑わう伊勢神宮。 わんこだってお参りしますよ。(宇治橋前の衛士さんが預かってくれます) 伊勢の神宮への参拝が一大イベントだったのは、今も昔も変わりなく… 集…
「古民家」と一括りで呼びましても、 日本の古民家にはそれぞれの土地柄に合わせたそれぞれ独特の造りがありますよね。古民家好きとしましては、それを見て歩くのも旅の醍醐味です。 今回は河崎独特の古民家の造りについて 旧「いと志や」ことN邸を例に簡単…
昨日、こんな動画を見つけました。 youtu.be 「ここには、商店街があってね」「スーパーがここにあってね。」という話は、河崎で仲良くしてもらってる皆様から聞いてはいたのですが、 まさか私が河崎入りするたった5年前のこととは思いもしませんでした。 …
「私、今度伊勢神宮行くんだ~」「わぁいいねぇー」「私も行きたい~」「伊勢って、何県になるの?」 「え?」 「え~と…」 「愛知じゃないし、和歌山でもないし…」 「み、三重?かな?」 ↑ これ、関東民の認識です。悲しい哉。恐ろしい程に関東民は紀伊半島…
伊勢河崎の町の中でも老舗のお店のひとつです。代々河崎の町を見守る「和具屋」さん。 その歴史の深さもあり、ご主人と奥様のお人柄もあり、 和具屋さんには逸話が多すぎまして…。 今回はさらっとご紹介を。 和具屋さんは、七草神社さんと敷地を隣接し、当「…
勢田川を運河として栄えたここ伊勢河崎の町は橋の町でもあります。 旧「いと志や」(N邸)のすぐ横を通る「中橋」はその中でも最も古い橋で、 そのためこの界隈は「里中」と呼ばれ町の中心地でした。 今もいと志やのはす向かいほどの場所に河崎郵便局があり…
前回は河崎にゃんこのお話を前回しましたが、こちらのお店にもたぁ~くさんの可愛い看板猫さんたちがいます♪古本屋「ぽらん」さん。 猫と古本屋さんしかも古民家という取り合わせで、既にもうパラダイスなのですが、店主のぽらんさんがまたすごい方でして…!…
東京から伊勢に…とお話するとお客様方に「何で伊勢に?」とよく聞かれました。そして伊勢の人には「何で河崎に?」と。 実は河崎って、あんまり伊勢近郊の人にはウケが良くないんです(涙)。その理由は私見ながら考察出来たり、色々感じるところがあるので…
河崎は「川辺の里」って平安時代頃には呼ばれてたんですよ、 というお話をしましたが、 その地名が残るのがここ「河辺七種神社」さんです。 「かわべななくさじんじゃ」と読みます。 「ななくさ?春の七草とかと関係があるの?」 とたまに聞かれますが、多分…
今日は河崎の町の成り立ちについて簡単にお話してみたいと思います。 長くなってしまうので、その①とさせていただきます。 河崎には昔から文化人が多く、 今も学者さんや地元の方など河崎の歴史について研究されている方が多いので 町にいると、色々なことを…
今回は私が「いと志や」店舗としてお借りしていたN邸(N家所有古民家)と 河崎の建物についてちょこっとお話したいと思います。 N邸は明治35年築の元履物問屋さんです。 ↑写真は、昭和のN邸。 正面口を右サイドから撮ったものです。 町の有識者の皆様、ご…
前回の続きです。 大雨で勢田川が氾濫したとしても河崎は多分そこそこ大丈夫なお話。 まずは伊勢市広域から見た河崎の町ですが、 伊勢市自体が海抜は低いです。 地名にも表れてますが、元々湿地だったり水田だったりした場所が多く、 宮川が暴れ川でよく水害…
「かわさき」と聞くとまずは神奈川県の川崎が浮かぶと思いますが 伊勢にも「かわさき」があり、「河崎」と書きます。 古くは「河辺のさと」とも言われたようで、平安時代にはもう既に集落があったようです。 うちのお店はその河崎の真ん中に位置していて、地…