消えゆく古民家…
この二年間…コロナ禍で伊勢になかなか行けない中、
CLUBHOUSEなどSNSで伊勢や河崎に縁の皆様と
情報共有をして来ました。
去年は、「河崎エリアのどこどこの古民家が友人の家だけど、建て替えるんだって」
というような情報も2~3件ほど耳に届きました。
本通り沿いではないので、直接存じ上げないお家ですが
「あの辺りね」とわかる場所でした。
河崎以外でも大きな老舗呉服屋さんが閉店なさって更地になったり、
伊勢っ子が学生時代から通ったというタイヤキ屋さんが閉店されたり…
時代の変わり目…潮目を感じますね。
そんな中、私も懇意にさせていただいているお店が蔵を壊すかも?
というお話が耳に入りました。
これはいてもたってもいられない!
何か出来ないのかな?
昨年末から「古民家活用アドバイザー」を名乗っている私…
その名が廃るぞ!と思い、
河崎仲間と勝手に色々とシミュレーションをしているのですが…
結局は家主さんが「残したい」という思いがどれだけあるのかな?と。
もし「もう自分の代で終わりにしたい」と思っておいでなのなら
その思いを踏みにじるようなことも出来ませんよね。
そして町=仲間の気持ちも大事だと改めて思います。
「やめるなら仕方ないよね」と達観してしまうのか
「もし残したい気持ちがあるなら協力するよ」と寄り添う気持ちがあるのか。
どんどん古民家が減ることは、河崎の魅力が減ってしまうことにもなりえます。
ですが、お家はあくまでも人があってのものです。
入れ物なんです。
そこに入っているべき「思い」がないなら残すことは困難ですし、
そこにお住まいの方に無理を強いるだけのことにもなりかねません。
改めて「古民家を残す」ということに対して
外野が思いをただ押し付けではなく
家主さんおお気持ちに寄り添うことの大切さを痛感しています。