河崎の氏神様~河辺七種神社~
河崎は「川辺の里」って平安時代頃には呼ばれてたんですよ、
というお話をしましたが、
その地名が残るのがここ「河辺七種神社」さんです。
「かわべななくさじんじゃ」と読みます。
「ななくさ?春の七草とかと関係があるの?」
とたまに聞かれますが、多分関係ないかと…。笑
私の調べによるとその名の由来ははっきりしません。
明治に入って、この近隣の神様十産を合祀したと案内には書かれていますが、
十なのに七とは、これいかに?(笑)
私見ですが「八」は沢山という無限大の中での最大数のような意味合いを感じますが(八百万など)
「七」は完成された中、区切りがつく中での全部という感じがします。
七草もそうですし、七福神や、1週間が7日であること(キリスト教的になりますが)、
七人の侍、虹を七色と数える…などなど。
「七」の字は元々「切る」の意味から成り立ちますし…。
ですので、もしかしたら「この河崎の全部の神様」という意味なのかもしれませんね。
この河辺七種神社さん、
2月には一年の感謝を込めたどんと焼き、
7月には町の一大イベント「天王さん(てんのうさん)」のお祭りがあります。
イベントだけではなく、町の古文書研究会が行われたりと
町の古今を見守ってくれてくれています。
七種さんの境内には吉家稲荷神社があります。
言わずもがな。
商売の町ですからね、河崎は。
(外宮の豊受比売命とお稲荷さんの関係というストーリー性も捨てがたいですが)
この日はお狐さん、どこかにお出かけだったのか、頭に葉っぱを乗せたまま…。
もしかしたらさっきのお客様、狐顔だと思ったらもしかして!?
なんてことがあっても不思議ではないくらいに、とっても趣きのある吉家さん。
本堂までは、河崎とその近隣の名士の皆様寄進の鳥居がずらーーーっと。
そう。実はかなりのインスタ栄え神社さんでもあります(笑)。
人も少ないので、ゆっくり写真が撮れますよ♪
可愛いおキツネさんも一緒に撮ってみてはいかがでしょう?
*御朱印もありますが、社務所に宮司さんは常駐していないのでご注意を。
お札は町のおじいちゃんたちがいてくれてるので、大概もらえます。
(お参りに来てはおじいちゃんとお喋りして、お札と一緒におやつもらったりして帰る私です。
このアットホームさがたまりません!)