【神宮の神事】初穂曳~内宮・川曳~その後
昨日、一昨日と、神宮の大事な行事のひとつである初穂曳をご案内して来ました。
↑五十鈴川から内宮に上げられた初穂、
その行方を今日は追ってみましょう。
↑初穂が乗った舟が引き上られるのはここです。
(写真は初穂が奉納された後の様子)
曳き手の皆さんは神苑の入口付近に集合して、
初穂のスタンバイを待ちます。
初穂は皆と鳥居の見守る中、船から下ろされます。
参拝に来た方も見守ります。
↑近くに行けなかったのですが、今度は車に乗せられてます。
外宮では曳き手が手に手に納めますが、
内宮ではこの状態で正宮へ向かいます。
↑初穂の下ろされた舟。
令和初の初穂曳でしたので「令和」の文字が光りますね。
↑曳き縄は綺麗に片付けられ、
舟もミニクレーンで仕舞われます。
ご苦労様でした。
外宮でもクレーン車を使って車は片付けられます。
(二番車は巨大ですので、もっと大きなクレーンです)
さて、曳き手の皆様は初穂を先頭に正宮に向かいます。
お邪魔になりそうなので、ここで御見送りしました。
さて、この時期には神宮ではもうひとつ見所があります。
それは↓こちらです。
おわかりになりますか?
掛主税(かけちから)と呼ばれる稲穂が神殿に掛けられるのです。
これは、全国から奉納されたものだそうで、
初穂曳の日にはこの姿が、別宮などで見られます。
↑こちらは16日の月読宮です。
そして、この初穂曳の翌日は神嘗祭です。
伊勢では、8月末には新米が手に入りますが
古くからの神領民のお家の皆さんは
「神嘗祭で神様が新米をお口にするまでは、新米は食べへん」と仰います。
ちなみに、天皇陛下は、国民が新米を口にするのを見届けてから大嘗祭で新米を口になさいますよね。
関東民はその認識が強いせいか、「ほぉ~」と関心しちゃいました。
皆さんも是非、生で初穂曳をご覧になってくださいね。
木遣り歌は是非とも現地で聞いてみてほしいです。
そしてこの季節のお土産は伊勢国の新米はいかがでしょう?
度会のお米が個人的にはお気に入りです。
水が綺麗なので、美味しいですよ。
新潟のガチ南魚沼に友人がいてそのお米をわけてもらったり、
親族が富山で一等米を育てているので、けっこうお米の味はわかる方なのですが、
度会のお米は甘みが強くて美味しいので、毎年楽しみにしています♪
お米の恵みに感謝、です。