【禁殺生石の謎】 和歌山城下の巨大禁殺生石!
(このご時世ですので)ひたすらネットで調べ物をしていましたら…
こんなの見つけちゃいました!!!
巨大禁殺生石!
和歌山城の近く、
無量光寺という、首だけの大仏さんで有名なお寺にありました。
左右に同じ形の石碑があり、もう片方には
「禁葷酒肉」の文字があります。
「葷」とは、ネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラなど
臭いの強い野菜類をいいます。
どちらも仏教の教えで、寺院内で守るべきこと、
僧が守るべきことのひとつですね。
そうなんです。
寺院由来の言葉のイメージなんですよね、「禁殺生」、。
道教でも守るべきとされていたりしますし、
明治までは日本では寺社が習合していたので
その流れかな?とは想像しているのですが…。
それにしても大きい!
度迫力です!
本辨を開基として京都の法然院を模して創建されたそうで、
治宝は当寺を念仏道場として定め、堂塔を建立するなどして庇護したといいます。
建立が享保より後の時代なんですね。
ただ、こちらの大仏様は二代目だそうで、
初代の大仏(座像、高さ約5m)は大福寺に江戸時代享保年間に建立されたといいます。
初代大仏火災焼失後直に初代像の銅を使用して制作されたものの、
費用面から首から上しかつくることが出来なかったとか…。
お話を戻しますが、この禁殺生石
右面に寺名が入っていて、享保の禁殺生石と同じスタイルですね。
この石碑は古くても文政12年に作られたはずですので
これは、紀州藩の伝統スタイルなのか…?
字体はかなり違っていますが。
ネットで調べるのは限界で、
この禁殺生石碑については、これ以上の情報は見つけられませんでした。
現地に行くしか…!?
もう、どこに向かって調べてるのか、まさに暗中模索モード突入ですが
コロナ禍が去ったら、和歌山城下にも行かねばという流れですね。