【熊野詣】寄り道・丸山千枚田
美しい棚田の風景が広がります。
丸山千枚田です。
「一枚足りないと思ったら笠の下にかくれていた」といわれるほどに
小さな田が幾重にもかさなり合っており、その数なんと約1340枚ほどということです。
https://www.kankomie.or.jp/sp/spot/detail_2234.html
通り峠は、風伝峠を下りたのち、本宮へ向かう本宮道と分かれ、吉野方面へ向かう北山道です。
世界遺産の対象ではありませんが、古くから地元の人たちに生活道として使われていたそうです。
通り峠と丸山千枚田(熊野古道伊勢路)|観光スポット|観光三重
丸山千枚田がいつ頃に耕地されたかは未詳だそうですが、
丸山で最初の検地が実施されたのは天正18年(1590年)のことだそうです。
慶長6年(1601年)に検地が行われたときには
既に約2,240枚の棚田があったとされています。
時代は下り、1898年(明治31年)の棚田は2,483枚であったといいますが、
平成初期には後継者不足等により530枚まで減少していました。
平成6年に「丸山千枚田条例」の制定、
そして地元住民らの協力により復田作業が行われ、
オーナー制度も活用されて
現在は1340枚の規模が維持保存されているそうです。
私が訪れたのは、昨年の8月23日、
稲刈りもはじまった頃の夕方近くでした。
曇天にも関わらず、千枚田の光景はキラキラと眩いばかりの美しさで
田の恵みと日本の自然の美しさに、感謝の念が湧き上がる景色でした。
付近の民家のそばには、お猿の親子が遊びに来ていたりもしました。
車で近くまで行けますが、
(私は車で立ち寄りましたが)
プチ登山が味わえるコースもあり、キャンプ場もあるそうです。
みえ東紀州 熊野古道 伊勢路:コース紹介:丸山千枚田・通り峠コース
田に水が張る季節も美しいだろうな、と思います。
季節毎にイベントしているそうです。
一度訪れると、また違った季節の風景を見たくなる場所です。