伊勢河崎ときどき古民家

伊勢と河崎の町と神社と古民家と好きなものに囲まれた日々のコラムです

【古市街道】 自転車走破の道程① ~はじめに~

昨年、桜の咲き始めた頃、

かねてよりやってみたかった

「古市街道自転車走破」をいたしました。

 

古市は、伊勢参宮の面影を残す町で、

最盛期の天明(1781 - 1789年)頃には

妓楼70軒、遊女1000人、浄瑠璃小屋も数軒、というにぎやかさで

伊勢参り 大神宮にもちょっと寄り」

という川柳があるほどに活気に溢れていたといいます。

 

伊勢参宮の旦那衆を恩師が古市もコーディネートしたという話は以前触れたとおりです。

 御師のお話⑥暮らし編~丸岡宗大夫に見る御師のお仕事ルーティーン - 伊勢河崎ときどき古民家

 

その頃の華やかさとは違い、今は閑静な住宅街で

そこに往時を偲ばす石碑や寺社が並びます。

 

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「古市街道」と呼ばれるルートは以下の通りです↓

外宮と内宮を結ぶ、伊勢街道の最終ラインです。

 

「伊勢街道(伊勢神宮に向かう参宮道)は、東海道から分枝して、

 四日市市日永の追分から伊勢湾沿いを南下し伊勢内宮へと至ります。

 その距離およそ18里(約75km)。

 日永の追分、白子、六軒、松坂、斎宮そして伊勢へのルートは、

 中世(鎌倉時代成立〜江戸幕府成立まで)には、ほぼ固定され

 江戸幕府によって整備された街道です。 

 伊勢街道は、江戸時代には東海道についで交通量が多い賑やかな街道で、

 多くの物資や情報も行き交い、

 伊勢別街道、伊賀街道、初瀬街道、伊勢本街道など

 多くの街道が合流するため、 

 伊勢国三重県)の幹線道路として地元の人々にとっても重要な道でした。


  中でも街道の最終地点である外宮と内宮を結ぶ道(約4.5km)は、

 別名伊勢古市参宮街道と呼ばれ

 一日に5,000人の人々が往来するほどの混雑ぶりでした。」

伊勢古市参宮街道資料館 公式サイト より)

 

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私は河崎から出発しましたので、

小田の橋から古市街道に入りました。

 

…が、その途端に後悔…。

ものすごい坂!!!

 

それまでも何度か通ったことはあるのですが、

車でしたので、この坂に頓着していなかったのです!!!

 

…どうりで「自転車は無理」と友人知人に言われたはずです。

(せっかくの忠告を無にする女)

 

ですので、電動自転車か徒歩がオススメです(笑)。

 

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伊勢市観光協会ホームページ 古市地図

 

↑古市の見所はこちらのMAP通り。

 

細い○で囲まれたところは、実は見落としてしまった場所です。

(自転車での坂がつらくて、一応気をつけていたのに通り越してしまっていました)

 

明日からはそのポイントポイントをご案内したいと思います♪