川の町・河崎
「かわさき」と聞くとまずは神奈川県の川崎が浮かぶと思いますが
伊勢にも「かわさき」があり、「河崎」と書きます。
古くは「河辺のさと」とも言われたようで、平安時代にはもう既に集落があったようです。
うちのお店はその河崎の真ん中に位置していて、地名の由来にもなった川―勢田川が流れています。
昨年の台風襲来の折には、伊勢市内でも浸水した場所が出たため
「いと志やは大丈夫?」
とご心配のメールやお問い合わせを沢山いただきました。(感謝)
ですが、河崎は全くのノーダメージ!
河の傍に住まう、ということで最初に私もハザードマップを確認したり、
近隣の住民の皆様に聞き取りをさせていただいたりしました。
すると皆様一様に
「水が来ても引くつくりだから大丈夫」
のお答え。
実は私、その答えにかなり疑問を抱いてました。
今まで大丈夫でも、今の自然災害はかつてない規模のものもあります。
本当にそんなに危機感がなくて良いの?と逆に不安もありました。
ところが、住んでみて「大丈夫」なことがわかって来ました。
前述したように河崎は古くから栄えた町。
そして、古民家も残っている町。
それが「大丈夫」な場所だという証拠なのですよね。
大丈夫じゃない、住めない町ならば、古くから栄えるはずもないのです。
そして、その古くからの知恵で、河崎の町は水が来ても引くしくみも作られているのです。
長くなりましたので、続きはまたの機会に。。。